グリーンサイド

船橋カントリー倶楽部のブログです

最後の生花

船橋カントリー倶楽部のレストランに活けられ、長年にわたり倶楽部に彩りを添え続けてきた花瓶の生花が、無くなりました。訳あって生花店さまが店をたたむことにされたそうなのです。生花の花瓶があった場所に、今は鉢植えの蘭が置かれています。

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最後の生花のアレンジが、何の花だったか覚えておいででしょうか?恐らく、思い出せない方が大半だと思います。

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ご縁をいただき、日本中のたくさんのゴルフ場を訪問させていただく中で、倶楽部を見る自分なりの指標らしきものが出来ました。生花のあるなしは、とても大切です。それがレストランの生ビールに現れると言う人もいます。そこに倶楽部がお客さまをおもてなししようという本気の姿勢が現れると思うからです。

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人生には今日明日、何が起こるか分かりません。お仲間の皆さまが、予定をやり繰りしてお集まりになり、時には初めての方とも一緒の時間を過ごす。それが最初で最後になるかもしれない。そんな一期一会のゴルフの場には、生花が欲しいと思うのです。自分の横たわった棺桶を、いっぱいの生花で埋め尽くして欲しいと願う気持ちにも似ています。

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名門と呼んでもらえるゴルフ場は、資金を投入すればすぐにでも作れるのでしょう。しかし長い歴史と伝統に培われ、親しまれる倶楽部を維持し続けることは、難しいことです。

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船橋カントリー倶楽部の最後の生花は、向日葵でした。誰にも気にもとめられず、ただ壁一面に広がって開いた花火に応えるかのように、壁に向かっていっぱいに開いていました。おっ、今日のアレンジは気合いが入っているな、と気付いたのはそれが最後のアレンジだったからかと今は思います。

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船橋の生花が、鉢植えになるか造花になるか、いっそ手間のかからない絵皿か置物にしようか、置き時計ならばスタートの時間が分かる、という風になるのか分かりません。皆さまが、全然お気にとめられない生花が、志のあるどなたかに、また活けられるようになる日を、私は待ち望みます。

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