グリーンサイド

船橋カントリー倶楽部のブログです

おまけ、山下清、壁画は語る

前回のブログ記事で、壁画の話は一旦お終いにしたはずでした。しかし今日、とんでもない物を発見してしまいました。

 

実は、山下清のタイル壁画が、さらにもう一点見つかった!(か?)と思える写真を見つけたのです。

 f:id:funabashicc:20170604221443j:image

それは、浅草橋にあるとあるビルのエントランスホールにあるようでした。

 

驚いた事に、船橋カントリー倶楽部の山下清壁画『長岡の花火』にそっくりなタイル画が、設置されているではありませんか。

 

壁画の写真をSNSの投稿で見つけました。グーグルで検索すると、賃貸事務所のテナント紹介ページにもその写真が掲載されていました。

 

これにはとても興味を惹かれます。実際にこの目で見てみたい。特に気になるのはガラスタイルの形状と光沢などの素材感です。

 f:id:funabashicc:20170604221521j:image

辰巳館のタイルは表面が平らで光沢が無く形は様々です。横浜のタイルは表面に凹凸が少しあり形が均一、そしてコーティングにより全体の表面が平らで艶があります。船橋のタイルは表面が波打っていて光沢があり、形はバラバラ、全体の表面もゴツゴツしています。浅草橋のタイルはどんな風なのかこの目で見てみたいのです。

 

また同時に、山下清の原画のタッチがそっくりなスーラーの『グランドジャット島の日曜日の午後』にもタイル壁画がある事が分かりました。こちらは静岡オリオン座という映画館の建物のようです。

 

どうやら誰かの絵を元に、タイルの壁画を作成することには、著作権の期限があるのでしょうか。まさかスーラーが静岡に来てタイルを貼ったり、この絵のあるシカゴ美術館が壁画製作をライセンスしたとは考えにくいからです。そもそも時代が違います。

 

調べると、ジョルジュ・スーラーが亡くなったのは 1891年3月29日なので、死後50年が著作権の期限とすれば1941年3月29日以降ならば、スーラーの絵画の著作権は切れています。

 

山下清が亡くなったのは1971年7月12日なので、仮に著作権の期限が死後50年とすると、2021年7月12日以降は自由に山下清の原画を模倣した壁画を作れることになるのでしょうか?

f:id:funabashicc:20170604221614j:image 

山下清財団のホームページを見ると、山下清の原画と偽る贋作が世に蔓延っていて、自治体や美術館をも巻き込んだビジネスを既に展開しているとの事でした。

 

壁画が本物か模倣か、原画があるかないか、そしてあったとしてもそれが本物か偽物か、 正真正銘の山下清の絵を証明するのは難しい、その事を改めて理解しました。

 

事の出だしは、船橋カントリー倶楽部の壁画の真価を、”鑑定団”に評価して貰おうという所でしたが、振り出しに戻った感じがします。 

 

もし船橋カントリー倶楽部の壁画が本物の山下清の壁画と言えるならば、既に浅草橋の壁画に対して、何らかのアクションを起こしていなければならなかったはずだからです。 

 f:id:funabashicc:20170604221649j:image

浅草橋のビルのエントランスの壁画は、横浜マリンタワーの壁画と同じくフロアの高さから立ち上がっています。しかし船橋の長岡の花火は、見上げる高さにあります。

 

この場でオリジナリティや真贋についてを論じる気はしませんが、どちらがこの花火の良さをより理解しているかは明らかなのでした。

f:id:funabashicc:20170604221710j:image 

倶楽部ハウス建て替えの際に、もしこの船橋カントリー倶楽部の山下清壁画を移設するとしたら、必ず今と同じ高さに掲示して貰いたいと前から思っていました。フロアに直置きではこの絵の良さが分からないと思うからです。

 

そんな違いの分かる建築家に、次の倶楽部ハウスを設計して欲しいと常々思っています。新しい倶楽部ハウスが出来るのがいつになるでしょうか。

 

思いがけず出て来た船橋とそっくりなタイル壁画を近いうちに見に行きたいと思います。静岡オリオン座にも、行ってみたいです。なぜだか分かりませんが、山下清の絵には放って置けない魅力を感じるのでした。

(…おしまい。)

ーーーーーーーーーーー 

船橋カントリー倶楽部

〒270-1415

千葉県白井市清戸703

tel. 047-497-0236

fax. 047-497-0245